がんとは
がんとは自分自身の体の中の細胞が突然変異した
もので、簡単に言うと細胞の欠陥が原因でおこります。
細胞は、基本的に細胞分裂できる回数が
きまっていて、最終的には死んでしまいます。
だから人間には寿命があるんですね。
ただ、そんな細胞分裂のルールの中で一部の細胞が
なんらかの原因(不摂生や紫外線 etc...)によって、
死なずに無限増殖し続ける不良品の欠陥の細胞が
生まれてきます。
人間の体の中には、こういった細胞の不良品を破壊する
細胞もあるのですが、その機能が低下したり、破壊でき
ないくらい不良品が増えてしまって収集がつかない状態
のことをがんといいます。
がんは毎日体の中で生まれている
このような不良細胞は、実はどんなに健康な
人の体の中にも毎日うまれ続けてます。
「嘘!でも、いま自分は健康だよ?」
と思うかもしれませんがこれは体の免疫機能が、ちゃんと
機能していて、そういった欠陥の細胞を壊してくれるからです。
ただ、この「いたちごっこ」というか、均衡が
崩れた場合にがんになってしまうのです。
がんの原因は?
上で言った「均衡が崩れる」場合のパターンはだいたいこれです。
1:がん細胞を壊す機能の低下 (例:運動不足、食事の偏り etc...)
2:がん細胞の増殖量の増加(例:放射線、発がん物質の摂取、 etc...)
3:がん細胞の蓄積
4:元から、がん細胞を壊す機能が低い場合
5:元から、がん細胞に変わりやす遺伝的な要因がある
1と2はなんとなくわかると思うのですが、
3と4はちょっとピンとこないですよね。
3は、その毎日生まれているがん細胞がちょっとずつ体に
溜まっていって、結果的にがんになってしまうということです。
がんが生活習慣病と言われる理由です。
そして4と5。これは遺伝的なもので、ある
特定のがん細胞を壊す機能が生まれつき弱いか
特定の部位が、がん細胞に変化しやすいという
体質の方がいます。
これが、がん家系の人ということです。
もちろん、そいう特徴があるだけで
がんを発症しない人もいますが、
がんになりやすくはありますよね。
ここまで説明した通り
ここまで書いたのを見ればわかると思いますが、
誰でもがんにかかる可能性があります。
そして、日々の生活習慣の見直しや検査によって
事前に対策することでがんを予防できるというものわかる
と思います。
癌は、早期発見することで、治癒率が飛躍的にあがります。
がん家系の人も、事前に遺伝子検査をして自分が
どの癌にかかりやすいかを知っておいたり、
定期的に検査をして癌を早期発見することが
すごく大事なんです。
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